今回は拍車(はくしゃ)の選び方と種類についてまとめてみました。拍車は馬を動かすのに便利な道具ですが、使い方を間違えると馬を傷つけてしまうこともあります。正しい使い方をするためにもまずは選び方や種類を知ることが大切です。
乗馬を始めたばかりのタイミングでは、馬が過敏に反応してしまい危険なため、正しい脚の使い方を覚えるまでは拍車を使うことはありません。
基本的にはクラブの先生が適切な時期に拍車の装着をすすめる場合が多いです。急いで用意するものではないですが、必ず必要になってくる馬具になるので、今のうちから拍車について知っておきましょう!
拍車の選び方
拍車には様々な種類があります。また種類だけでなく先端の突起の部分も長さ、先端部分の形状など様々な物があります。
最初はどれを使えばいいか迷ってしまうと思います。そこで今回は初心者向けにおすすめの拍車を紹介します。
こちらは現在妻が使ってる拍車です。拍車に慣れていない時期は先端が角ばったものを選ぶよりは、先端が丸くなっている方が馬へのあたりも優しく先端が丸いため拍車傷になりにくいのでおすすめです。
脚が安定しない時期は意図しない時に脚が馬に接触してしまうことが多いです。例えば軽速歩や駈歩などの動きのなかで、気づかないうちに脚が常に馬に当たってしまうことがあります。
また先端が角ばった拍車を付けていると馬体を常に擦ってしまい、意図していなくても拍車傷をつけてしまうことになります。
拍車傷についてはこちらで詳しく説明しています。
拍車に慣れてきたら
拍車に慣れてきたら用途に合わせて長さや先端の形を変えていくといいです。
我が家では用途に合わせて6種類の拍車を使い分けています。馬場や障害、乗る馬によって適切な拍車が変わってきますので何種類か用意しておくと便利です。
またサイズについても女性サイズ、男性サイズとあるので購入時に注意して下さい。以前妻が自分(夫)の拍車を使った際にサイズが大きく、使用中に拍車がズレてしまい上手く使うことができなかったのでサイズが合うものを選ぶようにしましょう。
拍車ベルトについても、ナイロンのものよりもレザータイプのものがおすすめです。ナイロンのものは穴の位置が自由に変えられるので便利にみえますが、耐久性が低く位置がズレやすいです。レザータイプのほうが作りもしっかりしていてズレにくいのでおすすめです。
使用中に拍車がズレるのは大変危険ですのでサイズの確認と、できるだけ最初から拍車ベルトはしっかりしたものを揃えるといいです。
まとめ
今回は拍車の選び方やおすすめについて紹介しました。
拍車はとても便利な馬具ですが、使い方や選び方を間違えると馬を傷つけてしまったり、落馬などの危険にも繋がります。
正しい拍車を知識を身に着けて楽しい乗馬ライフを送りましょう!