【乗馬】乗馬技能認定 乗馬ライセンス4級【脱初心者向け】

乗馬
スポンサーリンク
まうたま
まうたま

5級を取得された方が次に目指すのは4級です。4級からは駈足が含まれます。駈足は馬に乗る醍醐味の一つで憧れる人も多いです。

今回は乗馬ライセンス4級のまとめになります。

5級についてはこちらから見れます。

5級を取得したら次は4級を目指してみませんか?4級からは駆足がポイントになってきます。駆足は常足や速足とはまた違ったリズムになり、最初は戸惑ったり、スピードに恐怖を抱くかもしれませんが、駈足を自由自在に操った時の疾走感は格別です!

今現在取得に向けて練習されてる方や、これから5級からスキルアップしたいと思う方の参考になれるようにまとめてみました。

乗馬ライセンス4級の取得目安と試験について

一般的には50~100鞍で取得された方が多いようです。ただし練習頻度やレッスン内容、例えば少数や個別、大人数でのレッスンでも変わってくるので必ずしもこの鞍数で絶対に合格するとは言えません。

またクラブによっては取得コースなどもあるので自分の環境にあった取得方法をおすすめします。

試験について

試験は実技試験と筆記の試験に分かれており、下記のような内容になっています。

実技試験

  • 部班運動にて審査
  • 常歩で巻き乗り、半巻きを含む回転運動。速歩で90°の方向変換及び斜め手前変換
  • 停止-常歩-速歩-常歩-停止が概ねスムーズにできる
  • 軽速歩の手前が理解できる
  • 速歩運動にて正しい姿勢がとれ、手綱・脚の操作が概ねでき、駈歩の発進、維持ができる

筆記試験

  • 馬の毛色(栗毛・鹿毛・芦毛 等)
  • 馬体の名称
  • 馬具の名称
  • 初歩の号令
  • 馬の動き方等

実技に関しては5級よりも自分で馬を動かしていくことが必要になってきます。

軽速歩は手前の理解が必要です。そもそもなぜ手前を合わせるかというと、軸足の着地に合わせて立ち座りをする事で、速歩の反撞による衝撃を和らげて人馬の負荷を軽減するからです。

駆歩は常歩や速歩とはまた違ったリズムになります。最初はスピードと揺れに戸惑うかもしれませんが、慣れてしまえば、その疾走感や馬の躍動感はこれぞ乗馬の醍醐味です。

しっかりと書くと長くなってしまうので、今回は軽速足と駆歩については軽くまとめた形にしました。

手前の合わせ方のコツ

例えば左回りの場合は、外側である右前肢が前に出た時に立ち、内側である左前肢が前に出た時に座ります。右回りの場合は、左前肢が前に出た時に立ち、右前肢が前に出た時に座ります。

手前の合わせ方ですが、よく下を見ないようにと言われますが、手前がまだ完全に合わせられない場合は馬の前肢の動きを確認しながら、まずはしっかりと合わせられるように覚えることが大切です。ただし見ながらと言いましたが、頭を下に向けて覗き込むように見るのではなく、目線だけ動かして見るようにして下さい。人の頭は重いので頭を下に向けるとバランスが崩れてしまいます。

ちなみに手前が合っていなかった場合は、立つ、座る、立つ、座るから立つ、座る、座るで合わせましょう。

駆足

速歩は左右の肢が対称に動く歩様でしたが、駈歩は左右の肢が非対称の動きをし、左右の駈歩があります。

駆歩は三拍子のリズムで、左右どちらかの肢が常に前方に着地するという動きをします。駈足も手前があり、例えば左の前肢が右の前肢より前に出ている時は左手前になります。

駆歩は出そうとしても速歩になってしまい、なんとか出そうと頑張って脚を使ってもただ速歩が早くなるだけで駈歩が出ないといった場合や、駈歩が継続しないで速歩になってしまうなどの経験をされる方も多いと思います。

よくある勘違いとして駈歩が出やすくするために少し手綱を緩めて持ってしまったり、駈歩を出すときに脚を入れる時間が短くなってしまい、馬が駈足を出したいのに途中で脚を緩めてしまい出ないなどがあります。

駈足を出す場合は正しい合図を馬に伝える必要があります。まずは騎乗者が姿勢を整えて駈歩を出す準備をします。その際にも出そうと力みすぎて前かがみの姿勢になりがちですが、背筋は真っすぐに伸ばして手綱は適度な張りを保ちます。

騎乗者の姿勢が整ったら次は馬に駈歩の出せる姿勢を求めます。馬もいきなり駈歩の合図を出しても、馬の準備が整ってない状態で駈歩になってしまい、馬も準備が終わっていないため馬の姿勢が崩れて駈足がうまく出なかったり、継続しなくなってしまいます。

しっかりと騎乗者が準備をおこない、手綱を緩めると駈足を出そうとするパワーが前に逃げてしまい、駈歩が出ないまま早い速歩になってしまうので、手綱を引っ張り過ぎるのではなく、少し張った状態で駈歩の一歩目が出るまで発進の脚を入れてしっかり駈足を出せるようにします。

また駈足は出たけど継続しない場合は、駈足のバランスを手綱で取ってしまい無意識のうちに手綱を引いてしまったり、発進してからも脚の扶助が不足して馬が駈足を止めてしまう場合があります。ただし脚は反応のいい馬に常に扶助を送り続けると馬にプレッシャーを与え続けてしまいスピードがどんどん速くなってしまいます。一定のスピードを保てるように馬の状態を見ながら適切な扶助を送れるといいです。

筆記試験

筆記試験に関しては全国乗馬倶楽部振興協会が発行しているレッツエンジョイライディングから出題されます。

馬の毛色や馬体の名称、馬具の名称など覚えることが多いかもしれませんが、しっかりとテキストを見て覚えれば筆記はそこまで難しいものではないです。

まとめ

4級の一番の難所は駈足かと思います。ただこの先のライセンスを取っていくなら駈歩は必ず必要になっていくので、最初のうちに正しい扶助を覚えることをおすすめします。

4級を取れれば外乗で駆足コースなどに乗れたりするので、広い野山や海岸などを走ってみたい方はぜひ取得をおすすめします。

今回は4級に関して簡単にまとめてみました。級が進むごとにやれることがどんどん増えていき、新しいことにチャレンジできますので、5級を取られた方はぜひ4級目指してみてはいかがしょうか。

少しでも参考になれたのなら幸いです。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
乗馬