前回に引き続きノーザンホースパークで開催された北海道夏季馬術大会の2日目に夫が参加した馬場A2課目についてのレポートです。
今回は2日目に参加した馬場A2課目について、前回と同じようにまとめています。大会に興味がある方や、今後出場した方の参考になれれば幸いです。
1日目、標準小障害Cについてまとめた記事は下のページから読むことができます。
競技前に準備したこと
2日目の馬場は朝一番の日程だったので、競技開始の1時間半前にはノーザンホースパークへ到着し、前日の障害競技で使用した鞍を馬場鞍へ交換するほか、競技に使用する荷物の整理をして時間まで待機しました。
前回にも書きましたが、大会によっては時間が前後する場合や、万が一馬がアクシデントに合う場合があるので早めに到着しておくことをおすすめします。
馬場馬術の場合は課目によって行うことが全て決まっているので、障害とは違い事前にコース確認などをする必要がありません。
いざ本番へ
ノーザンホースパークでの馬場馬術の試合の場合は待機時間に室内馬場が使えるので、厩舎で騎乗して、騎乗したまま競技馬場側の室内馬場に移動しました。
準備馬場への移動までは常歩にて待機。その後、待機馬場に入っても良い順番がまわってきたので、待機馬場へ移り先生が下乗りしてくださいました。乗り替わったら最後の練習も兼ねて、その日の馬の状態を確認しました。
競技中の感想
準備馬場での最後の練習で駈歩がいつもよりもゆったりとしていたので、馬も落ち着いている様子でした。そのため、本番中は普段より扶助が軽くても大丈夫だと思いました。また、競技までに馬を焦らせないようにすることを意識しました。
出番で呼ばれたら、入場まで輪乗りをしつつ徐々にコンタクトを取り、ハミ受けした状態で入場しました。最初の敬礼からC地点へ向かう際に若干よれてしまいましたが、その後の歩幅を伸ばした速歩から3湾曲までは普段通り動かすことができました。右駈歩からの輪乗りで外に膨らみかけたましたが、左駈歩は膨らむことを意識して対処しました。その他は、ほぼ練習通りできたと思います。
終了後に審判から改善点を教えて頂きました。競技内容自体は普段通りできたのでそこまで悪くないと思っていました。
結果が出て確認したところ、最終得点率が57.024で2位でした!
実際の競技の様子を撮影した動画はInstagramから見ていただけます。
競技を終えて
戻った後暫く引馬をして馬の息を整えてから、出場予定の全ての競技が終了したので馬の手入れをしました。
馬場に関しては大会前に挑戦したクラブ内競技会で58.93だったので、大会の方が厳しく採点されていた印象です。
クラブ内競技会でのA2課目についてまとめた記事はこちらから
採点時のコメントで気になった点は、以前から課題だった前傾気味という点と、移行や図形の正確さでした。ただ、3湾曲は毎回良い評価をいただいており個人的に点数が一番稼げるポイントになっています。
今後の課題としては、審判員3人中1人から前傾傾向が指摘されたので、これまでも徐々に改善していますが、より一層意識していくという点と、移行と図形の際に特に駈歩での輪乗りを正確にできるようにしていきたいと思います。しっかり見直して細かく突き詰めていけば、まだまだ点数は伸びそうです。
まとめ
今回、馬場での大会出場は2回目でしたが、2位になることができました。普段から障害をメインにやっていますが、馬場にも力を入れるようになってから障害の上達も早くなり、基本の馬場の技術の大切さを改めて実感しました。今後も障害と馬場両方に挑戦していきますので、皆さんの大会や競技会、普段の練習の参考になれれば幸いです。