【乗馬】移行について【A2課目】

乗馬
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まうたま
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今回は馬場2級の課題であるA2課目を行う際に、自分(夫)もできるようになるまで時間がかかった移行についてまとめてみました。妻もA2課目の練習のなかで、なかなか上手くできず重点的に取り組んでいます。同じところでつまづきがある方も多いと思うので、少しでも参考になるよう練習内容や意識したことをまとめてみました!

年内に妻が馬場2級を受けるために、A2課目の本格的な練習を始めました。

練習していくなかで、駈歩を伸ばしてから歩度を戻したあとの速歩移行が上手くいかないと悩んでいます。

クラブの会員さんで他にも馬場2級を受ける方や、相談を受ける時によく聞かれるのが「下方移行」についてでした。

今回は自分も苦戦した下方移行について、できるようになった自分なりの秘訣を教えたいと思います。

下方移行について

今回は馬場2級取得に向けた「下方移行」について知ってみましょう。

まず、速歩から常歩や駈歩から速歩など、よりゆっくりとした歩法に移行することを「下方移行」と言います。

馬場2級の課題であるA2課目ではこの下方移行が含まれます。

下方移行での失敗でよく聞くのが、「駈歩から斜めの手前を変えるタイミングで隅角が速歩になってしまう」、「駈歩から速歩への移行が上手くいかずに思ったより手前で速歩になったり、行きすぎてから速歩になる」、「速歩から常歩が上手くいかずにそのまま隅角に入ってしまう」などがあります。

実際にやってみると確かにかなり難しいと思います。自分(夫)もできるようになるまで時間がかかりました。

練習や意識したこと

ここからは実際に自分でやった練習と意識した点を紹介します。

練習としては最初は速歩や駈歩でいきなり下方移行するのではなく、まずは歩度の詰め伸ばしの練習をおすすめします。

例えば、詰めた駈歩をする場合に手綱だけ引っ張って詰めようとすると、大体の場合は駈歩を馬が継続できなくなります。詰めた駈歩をする際は詰めた分だけ脚を使って、「馬にまだ駈歩をする」という指示を出さないといけません。

また、しっかりと体を起こして乗らないと、馬が伸びてしまい駈歩を維持できなくなります。

ここで思い出して欲しいのが停止の合図です。馬に停止して欲しい時は、騎乗者が背筋を伸ばして手綱を抑えることで「止まれ」の扶助を馬に伝えます。

停止する時と同じく、詰めた駈歩をさせるためには騎乗者がしっかりと体を起こして、手綱を引いて詰めるのではなく、体重移動をして詰めることが大切です。この時しっかりと脚を使い、推進することも忘れないで下さい。

詰めることで馬が収縮した状態になれば移行や停止がスムーズにできるようになります。この、馬のバランスを整えて前に進む力を維持し続けることを「半減却」と言い、この先でもとても重要な技術です。

始めのうちはなかなか難しいと思いますが、まずは自分の体を起こす(前傾させない)ことを意識するのが大切です。騎乗者が体を起こして馬の上体を起こさせながら推進すれば、速度がゆっくりになっても継続して駈歩や速歩ができるようになります。

最初は難しいと思いますが、マスターすればこの後のシンプルチェンジなど、更に上の技術習得にも繋がるので頑張って練習してみましょう!

まとめ

今回は馬場2級を受ける際に多くの方が苦戦している、下方移行についてまとめました。

大切なのは騎乗者の「バランス」と「推進」です。推進が足りないと半減却のための前進気勢が足りなくなりますし、騎乗者が前傾気味だと馬の前肢にバランスが偏ってしまい、馬を起こすことができなくなってしまいます。

常に騎乗姿勢に注意して、バランスを意識して乗ってみて下さい。

半減却についてもまた詳しくまとめるので、是非当ブログをチェックして下さいね!

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