そろそろ夏休みなどを利用して牧場見学を考えている人も多いのではないでしょうか。ここ最近、一部の人の見学マナーについてあまりよくない話を目にすることが増えてきました。牧場見学をする際に気をつけておきたいことをまとめてみました。
私達夫婦も牧場見学などで懐かしの名馬を見たり、名馬のお墓参りなどをしています。
今回は牧場見学をする際に気をつけたいことなどをまとめてみました。また夫も元々競走馬の生産、育成の現場で働いていたので、現場視点で見学の際に気をつけた方がいいことなども紹介します。
牧場見学前に
競走馬の牧場は基本見学はできません。ですが牧場のご厚意によって決められた時間内に限り見学をおこなっている牧場もあります。
まずは、競走馬のふるさと案内所に連絡をして見学の可否やルールを必ず確認して下さい。直接牧場にお問い合わせすることは禁止されています。連絡なしで直接行くことも絶対に止めて下さい。
競走馬を扱う牧場は観光目的で営業をされているわけではないので、一般の見学者を受け入れる体制がありません。また、むやみに訪問をすることで伝染病などの蔓延に繋がる場合があります。
注意したいこと
馬は草食動物なので、基本的には大人しく優しい動物です。しかし草食動物であるため、臆病で敏感な性格をしており大きな音や急に動くものには驚いてしまい、逃げたい一心で噛んだり蹴ってしまう場合があります。
絶対に許可なく馬に勝手に触ったり餌をあげないで下さい。
牧場にとって馬は大事な財産です。牧場とファン(見学者)の信頼関係で成り立っています。それが崩れてしまえば今度一切見学できなくなってしまう恐れがあります。
また夫も元々競走馬の生産・育成の牧場で働いていましたが、実際に無断で馬に触ろうとして驚いた馬が興奮して走り出しまうアクシデントがあったことがあります。幸い馬に怪我はありませんでしたが、興奮した馬が柵に突っ込んで最悪取り返しのつかないことになってしまう可能性があるので絶対に止めましょう。
牧場見学の9箇条
1.見学の可否は競走馬のふるさと案内所にお問い合わせください
2.見学時間は競走馬のふるさと案内所までお問い合わせください
3.牧場では牧場関係者の指示に従ってください
4.厩舎や放牧地に無断で立ち入らないでください
5.大きな音や声を出さないでください
6.危険ですから絶対に馬にさわらないでください
7.牧場内は禁煙です
8.カメラのフラッシュはご遠慮ください
9.絶対に食べ物を与えないでください
https://uma-furusato.com/guide/rule
まとめ
ここ最近とても競走馬への関心が高まっており、新しいファンが増えたことは嬉しいことです。
せっかく牧場のご厚意で牧場見学ができていたのに一部のマナー違反者のせいで、それができなくなってしまったらとても悲しいことです。
牧場は動物園やテーマパークではありません。また見学時期もできれば1月~7月は避けて下さい。出産と種付けの時期であり、働いてる人や馬もピリピリしています。
マナーを守って牧場見学をしましょう!